腰痛の症状と改善策|注意すべき腰痛とは?

骨盤模型 腰痛

 

こんにちは! ブログ雅です

この記事は、日本人に多いといわれる「腰痛」についてまとめています。

  • 腰痛の原因
  • 腰痛の種類と症状
  • 腰痛の予防・改善策
  • 急性腰痛の対処法
  • 注意すべき腰痛

腰痛が出たら早めの対応がポイントになります!


 

 

目次

■腰痛の原因

 

そもそも人体は直立歩行していく上で、身体の中心に位置する腰へ負担がかかる構造になっています。

腰痛は腰に負荷がかかるスポーツや日常生活のちょっとした場面でも発症しますが、これは腰の筋肉中に疲労物質が蓄積され血液の流れが悪くなることで筋肉に十分な酸素が供給できなくなることが要因です。

また瞬間的に身体をねじった時によく起こる椎間関節のずれ(サブラクセーション)は、脊髄神経の出口である椎間孔が狭まるため神経の圧迫が生じます。

こうなると脳からの指令が各組織へ100%行きわたらなくなります。

すると椎間関節のずれが生じた周辺の組織に酸素や栄養分がしっかり供給されなくなり、椎間関節がずれたままの状態で周囲の筋肉も硬直していくため関節がロックされ元に戻らない状態になります。

これにより狭まった椎間孔に圧迫された血管が、このままでは組織の細胞が死滅してしまうという脳からの指令をを受け血管が瞬時に拡張します。この際、周囲の組織が急激に圧迫されて生じるものが痛みです。

痛みに局所的な血液の流れは大きく関係していますが、僕が以前経営していた「カイロプラクティック院」では施術の前後で血液の状態がどれくらい変わるのかをモニターを通して確認できるシステムを導入していましたが、施術前「ドロドロ血液」だった人も個人差はあるものの施術後にはサラサラ血液に変わっているケースがほとんどで、そういった人は治療効果も上がっていたように思います。

 

□腰痛になりやすい体型

 

日本は他国に比べ肩こりや腰痛で悩んでいる.人が多いといわれますが、原因の一つに体型があります。

でっぷりとした体形で「お腹が出ているタイプの人」は、腰椎の湾曲がきつくなる(PS体型)ため5個ある腰椎のうち下方の4番と5番に負担がかかり腰痛を発しやすくなります。

反対に日本人に多い「ぺたんこ尻」タイプの人も、腰椎の前湾が減少する(AS体型)ため腰が重く感じたり疲れが溜まると痛み出るといった人も比較的多いようです。

 

□注意すべき姿勢

 

職業がらデスクワークやドライバーなどの仕事で、長時間にわたり座位の姿勢を保持している人に腰痛を抱えている人が多いものですが、この姿勢は腰にかなりの負担がかかってしまうので注意が必要です。

 

腰痛

出典:photoBさん/写真AC

 

これは腰痛を発しやすくなるばかりか、血液も下肢へ滞り「むくみ」にも繋がるため、できれば1時間に1回は立って少し歩き腰への負担を一時的に解放してやることで、下肢への血流も良くなると同時に腰痛へのリスクも軽減されます。

 

運動の基本要素である「歩く」ことは、筋肉の収縮による血液のポンプ作用を生じさせ新陳代謝を上げるため、健康維持や腰痛予防にもお勧めです。

 

また物を持ち上げる時に腰を痛めるケースが多いようですが、これもその時の姿勢が関係しています。

 

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立ったまま膝を曲げずに上体だけ前方へ30度傾ける姿勢をとると、腰へかかる負担約は約150キロになるといわれています。ですからこの場合、上体だけで物を持ち上げようとせずに「てこの原理」で膝を曲げて重心を下げ、体幹を垂直に移動するイメージで行うといいでしょう。

 

また日々歯みがきをする時の姿勢を見てみるとだいたい前傾姿勢になっていますが、この時ちょっと片手を洗面台へ置くだけでもリスク回避できますし、座ってテレビを見たりする場面でも腰を丸めないように気を付けるなど姿勢に対する気配りをすることで腰痛は回避できます。

 

■腰痛の種類と症状

 

病名が付く腰痛は1割程度といわれ、ほとんどの腰痛はケアをすることで楽になります。

ただ患っている期間や症状により、良くなるまでにある程度の時間を要したり若干症状が残るなど腰痛改善にも個人差があります。

患っている部位は基本的に筋肉が固く血流も悪くなっており、押さえると痛みを感じますが月日がたち慢性化してくると患部の皮膚の色が黒ずんできたり、その部位に毛が生えてくることもあります。

 

また幹部を押さえた時に他の部位に痛みを感じるケースがありますがこれを関連痛といい、例えば腰を押圧すると太ももの外側あたりに痛みが飛んだりするような場合を指します。

 

▼腰痛には以下のようなものがあります

 

【腰痛の種類と症状】  

        

1.筋・筋膜性腰痛一般的な腰痛、疼痛
2.座骨神経痛痛みやしびれなどが下肢まで及ぶ
3.ぎっくり腰急性で激しい痛み、歩行困難
4.【禁忌症】骨棘が形成された腰痛高齢者に多く発症する、疼痛
5.【禁忌症】脊柱管狭窄症足のしびれ、間欠性跛行(少し歩いただけでも休息が必要)
6.【禁忌症】ヘルニア痛み、足のしびれ、仰向けで足を30度挙上不可
7.【禁忌症】腰椎分離症・すべり症足のしびれ、痛み、スポーツ選手に多く発症

 

腰痛の中でも【禁忌症】といわれるもについては、カイロプラクティックや整体などでの施術は禁止されています。

一般的な腰痛の主な症状

  • 腰が重だるい、鈍痛がある
  • 身体を動かすと痛む
  • 腰をかがめると痛む
  • 腰からふくらはぎの方まで痛みやしびれがある

症状もさまざまですがじっとしていて痛むケースよりも動きの中で痛みが出るケースの方が治りが早く、深刻な状態でない場合がほとんどです。

また内蔵の疾患から生じる腰痛に安静時でも痛みが出るものがありますから、激しい痛みや痛む箇所が広範囲にわたる場合は早めに医師の診断を仰ぎましょう。

最も多い筋・筋膜性腰痛などは症状が慢性化してくると基本的に痛みの範囲も広がっていきますが、問診や触診により患っている部位を的確に見極め適切な施術を行った場合、拡散していた「痛みや重だるさ」などの症状が一点に収束していき次第に改善していきます。

 

□注意すべき腰痛

 

「しびれ」を伴う症状には注意が必要です。

  • ヘルニア
  • 腰椎分離症・すべり症
  • 脊柱管狭窄症

激痛、じっとしていても痛みやしびれがある場合などは早めに医療機関を受診しましょう。

 

□急性腰痛の対処法

 

急性腰痛の代表的なものに「ぎっくり腰」がありますが、急な激痛は患部が炎症を起こしているためまずは冷やします。安静にしていれば時間の経過とともに少しずつ回復していきます。

僕が治療院を経営していた時の話ですが、1回の施術で症状が劇的に改善されたのが「ぎっくり腰」です。

当初「ぎっくり腰」で足どりもおぼつかない状態で来院された方が、「嘘みたいに楽になった」と驚きを隠せない様子で話しをされていましたが、きちんとした手順で施術を行えば深刻な腰痛でない限り激痛を伴う急性の腰痛も瞬時に症状の改善が期待できるのが「カイロプラクティック」の施術です。

 

カイロプラクティック

出典:まぽ(s-cait)さん/写真AC

 

 

□慢性腰痛

 

痛みなど症状が出て数か月間を経過すると、症状の部位がぼやけて広範囲に広がっていきます。

また腰痛が慢性化すると「腰の周辺が重く感じるようになった」と訴える人も増えてきます。

 

湿布を貼る場合、急性腰痛は冷湿布慢性腰痛は温湿布が適しています。

 

■腰痛の予防・改善策

 

僕の治療院に来られていた方も、職業的に腰痛が出やすい工場でラインの仕事をしている人やトラックの運転手、介護職の方など様々でしたが、月一回のケアで腰痛を感じなくなったという人もかなりおられました。

 

□注意したい姿勢

 

  • 座位の姿勢を長時間続けない
  • 腰を丸めた座り方をしない
  • 中腰の姿勢をできるだけとらない
  • 前傾姿勢をとる場合は膝を曲げる
  • 適度な運動を心掛ける(散歩などでも効果あり

 

□エクササイズ

 

・お腹が出ている出尻体型の人は仰向けになり息を吐きながら、上体を起こすと同時に両手で膝を抱え腰を丸めるようにゆっくり胸までもっていきます。この時のポイントとして腹筋を意識して行います。

・ぺたんこ尻体型の人は、うつ伏せの状態から息を吐きながら両手で床を押してゆっくりと上体をそらしていきます。

※これらのエクササイズは共に朝と夜一日2回、10回づつでOKです。

 

 

■まとめ

 

  1. 多くの腰痛は症状が出たらがまんせず、対処が早いほど早く改善する
  2. ケアのポイントとして、痛みが出る姿勢を続けない・痛みが出る反対の姿勢をとる
  3. 一般的には腰痛の9割近くが深刻なものではないといわれるが、「しびれ」を伴う症状には少し注意が必要。
  4. 施術により症状が悪化したり数回通っても改善の兆しがない場合や、痛みの範囲が拡散していくようであれば医療機関で診察を受ける。

 

 

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