出典:みんとさんによる写真ACからの写真
こんにちは! ブログ雅です
この記事は、現在も増加している認知症の予防や高齢者の「生活の質(QOL)の向上」といった観点から「レクリエーション」を取り上げています。
また施設などではレクリエーションの一環として体操を行うこともあるため、「初期の認知症の人も楽しめる体操」も併せて掲載しています。
〈主な内容〉
- レクリエーションの意味
- レクリエーションの種類
- 認知症の予防体操
- その他、認知症予防に効果的といわれているもの
「知る」ことは勿論、いいと思ったものは実際に行ってみましょう。
大切なのは継続していき習慣化することです!
目次
■レクリエーションの意味
「広辞苑」では「仕事や勉強などの疲れを、休養や娯楽によって精神的・肉体的に回復すること」となっていますが、実質的には「遊び」を通して楽しんだり気晴らしをしたりすることを指します。
「遊び」という観点からみれば様々な遊びがありますが、個人で楽しんだり二人で対戦する形式のものから数人をなすグループで遊びを共有するものなどがあります。
その中で特に認知症予防にお勧めなのが手を使った遊びです。
出典:himawariin/写真AC
□あやとり
「あやとり」は、シニア世代の人ならほとんどの方が経験している遊びではないでしょうか?
とはいえ大半の人が結構忘れてしまっているようですが、「あやとり」は一つの形が出来ることで満足感が得られますし、指先の感覚神経にも刺激を与えられる遊びなのでお勧めです。
まず一手順ごとにやってみせた後にさせてみる、そして出来れば褒めるといったぐあいです。
「山本五十六」の名言のようね!
ほうき・川・星・ゴムなど様々な「あやとり」にチャレンジしてみましょう!
何歳になっても楽しめる遊びは必要ですよね!
ゲームでも年齢指定があるように遊びにも難易度がありますが、今回は高齢者の認知症予防と合わせて初期の認知症の人も楽しめる「レクリエーション」を紹介していきます。
■レクリエーションの種類
僕はレクリエーションインストラクターとしてデイサービスの現場で歌を歌った後、「今、歌った曲がわかる人?」「歌っている歌手は誰でしょう?」といったレクリエーションを行い、利用者さんに結構喜んでもらった思い出があります。
「笑顔」「笑い」「声を出す」「体を動かす」「頭を使う」などが認知症予防のキーワードになります。
□支援者と2人で行うレクリエーション
◆ジャンケンおまわり
- 対象者が2人組になる
- ジャンケンをして負けた人が、勝った人の周りを一周回る
- 再度ジャンケンして連敗した人は勝った人の周りを2周回る。初めて負けた人は1周でOK
- どちらかが3連敗するまで2と3を繰り返す
◆エスカレート・ジャンケン
1.支援者、対象者が一緒に3種類の動物の動作を考え覚える。例えば次のような動作(対象者に配慮した動物3種にする)
- ネズミ:四つん這いになって歩く。発声は「ちゅうちゅう」
- アヒル:両手を後ろで組みかがみながら歩く。発声は「があがあ」
- ゴリラ:両手で胸をたたく動作をしながら歩く。発声は「ごりごり」
2.支援者、対象者がネズミの段階からスタート。次のルールで上がりをめざす。
- ジャンケンに勝つと、ネズミ→アヒル→ゴリラへと変身していく。
- 1回でも負けるとネズミから再スタート
- 3回連続でジャンケンに勝つと(ゴリラでジャンケンに勝つと)上がり。
- 勝った人、負けた人それぞれがルールで定めたアクションを起こす。
■認知症予防の体操
- 体操は縮まった筋肉を伸ばし、関節の可動域も広げ動きを良くします。
- 気分もスッキリ!ストレスの発散にもなります。
- 頭で考えながら身体を動かすことは、認知症予防に有効です。
(例)
1.1~10まで声を出して数を数えながら手を交互に(ボクシングのように)前へ出します。この時、胸にある手は握り前へ出した手は開きます。
2.次に同じ要領で今度は胸にある手を開き、前へ出した手は握ります。
3.今度は2の倍数、2~20まで声を出して数を数えながら行います。1、2の手順は同じです。
4.最後は手を前→横→胸の順番で動かします。片手を前から横へ動かすタイミングで一方の手を前へ出し、続いて横に来ている手を胸の位置に持ってきながら一方の手を横へ動かします。他の動作は1と同じ要領で行います。
- 椅子に座った状態で行います。
- 左右どちらから始めてもかまいません。
- 難易度を「低い→高い」へ徐々に上げていきます。
- 初期の認知症の人も楽しめる体操ですが、無理をしないようにできる範囲内で行ってみてください。
出典:chacha/写真AC
▼お勧めの認知症予防体操
□認知症を防ぐワザ
僕は以前、認知症は脳の老化現象の一つだという話を精神科医の先生から聞いたことがあります。
つまり脳の老化を抑え若返りを図ることで、認知症の予防ができるというわけです。
何かに取り組もうとする前向きな姿勢が大事でなのね!
でも定年を迎えた後、ぽっかり心に穴が開いたように無気力になってしまい「家でゴロゴロ」という人がいますよね!
毎日が金も無いしすることもない、つまらんの~
認知症を発症するリスクが高まる高齢者は自分に合った日々の行動パターンを見出せば、認知症の予防に加え「老後の生活を豊かなもの」にしてくれます。
つまり余暇活動が大事になってきます。
▼今、認知症予防に効果的といわれているのが「アロマ」です!
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■体操と同様に大切な運動
体操と同じように大切なのが適度な運動ですが、オススメは「歩く」ことです。
ポイントは少し速めに、最低30分は歩くことです。これにより血液を「サラサラ」にする成分である「トロンボモジュリン」が分泌されるようになるので、このことを念頭に運動してみてください!
□ウォーキングに適したシューズ
そこで今僕が履いていて気に入っているシューズを紹介します。足裏のツボを刺激しながら、ある意味マッサージをしてくれているような履き心地とフィット感の「ヨネックス」ウォーキングシューズがオススメです♪
- 歩きやすい
- 履き心地がいい
- 軽量
- 長距離歩行しても疲れにくい
- 長持ちする
趣味でジョギングをしている人は午前より午後からの方が、心筋梗塞などの発症リスクが低いようです。
出典:enriqueiopezgarre/Pixabay