出典:himawariinさん/写真AC
こんにちは! ブログ雅です
高齢者の単独世帯も増えていますが、特にこれという趣味をもたず他の人との交流機会が減ってくると認知症になるリスク上がってしまいますから、熟年期はこれらを低減させるための「生きがい」を見つけることが大切です。
定年を迎えることで今まで仕事に費やしていた時間にぽっかり穴が開く、といった状況になるとこの開いた時間である余暇をどのように活用するかは認知症予防という観点からみても非常に重要です。
また、レクリエーションの一環としてスポーツを楽しんだりすることは、社会参加にもつながるため孤立を防ぐだけでなく「ストレスの解消」「健康維持」「認知症予防」など多くのメリットがあります。
今回はシニア世代にお勧めの「種目」を紹介していきます。
目次
■スポーツ部門
□ゲートボール
70代から80代の人たちに人気のある「ゲートボール」は、スポーツ好きの高齢者が集う「交流の場」にもなっています。
ゲートボールは5人のメンバーを必要とする団体競技で、ハンマーのような形の「スティック」を使ってボールを打ち3つのゲートを順番通り通過させていきます。そして最後はゴールポール(杭の形をした金蔵棒)にボールを当てて上がりとなるゲームです。
各々自分の持ち球(番号表記)が決まっているため、相手チームより全員がいかに早く上がるかを競い合います。
また「タッチ」や「スパーク打撃」といった自分の持ち球を他のボール(相手チームのボールも含む)に当てる戦術もあることから、「戦略型スポーツ」ともいわれます。
「頭と身体」を使いながら競争心も煽るスポーツであるため、健康維持に加え認知症の予防といった観点からも有効でありお勧めです。
出典:Haruka21さん/写真AC
□卓球
僕は以前、実習という形で施設に行って利用者の人たちと話しをする機会が幾度かありました。今も仕事を通じて高齢者の方とよく話をしますが、余暇をスポーツで楽しむというような人も多い中、結構人気があるのが「卓球」で年齢層も幅広いようです。
卓球は俊敏な動きを必要とするスポーツだけに、元気で年齢より若く見える人が多く卓球をしている人は認知症とは無縁のように感じます。
卓球も大会があったりするので自ずとモチベーションも上がり、「目標意識」や「チームの連帯感」が生まれるなど生き生きとした老後を送っている人も多くおられます。
このように卓球はシニア世代にもお勧めのスポーツです。
【その他のシニア化種目】(平均年齢の高い順)
- ゴルフ
- トレーニング
- ジョギング
出典:「レジャー白書2006」(財)社会経済生産性本部
■趣味・創作部門
□ガーデニング
ガーデニングには草花に肥料や水をやってを育てていく楽しみがあります。
出典:mybearsさんによる写真ACからの写真
自宅の庭で育てたものに綺麗な花が咲けば満足感や達成感が得られるし、道端を歩く人が足を止めた見入ったりすることもあるでしょう。花は人の心を和ましてくれます。
花に水をやってると通りがかった人と花の話で会話がはずむこともあるんだけど、それって結構楽しいし友達もできたりしますよ!
またガーデニングには「健康効果」という面でも支持されています。
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作業する時の動作を見ても分かるように、「しゃがむ」「立ち上がる」「歩く」など足腰の運動が自然にできているのに加え、「肥料をやる」「水をまく」「草を取る」といったようにガーデニングは上体も使って作業するため、運動機能や体力面の維持増進が期待できます。
栽培に注意を要する花
「ケシ」は春から夏にかけて鮮やかな美しい花を咲かせることからガーデニングなどでも人気がある花ですが、「ケシ属植物」には法律で栽培が禁止されているものがあります。
【その他のシニア化種目】(平均年齢の高い順)
- おどり
- 邦楽民謡
- 社交ダンス
- 演芸鑑賞
- 日曜大工
- 観劇
- 美術鑑賞書道
- お茶
- お花
- コーラス
- 写真制作
- 文芸創作
- 陶芸
- 洋裁・和裁
出典:「レジャー白書2006」(財)社会経済生産性本部
興味や関心を引くものがあれば、思い切ってチャレンジしてみましょう!
■娯楽部門
- 囲碁
- 競輪
- オートレース
- 宝くじ
- 将棋
※平均年齢の高い順
出典:「レジャー白書2006」(財)社会経済生産性本部
僕はのんびり釣りを楽しみたいな!
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■観光・行楽部門
- 登山
- 国内観光
- 催し物
- 海外旅行
- ピクニック・ハイキング
※平均年齢の高い順
出典:「レジャー白書2006」(財)社会経済生産性本部
■活動しないことによる身体への影響「廃用症候群」
症状・徴候 | 状態 |
廃用性筋委縮 | 筋肉がやせ衰える |
関節拘縮 | 関節の動きが悪くなる |
廃用性骨委縮 | 骨がもろくなる |
心機能低下 | 心拍出量が低下する |
起立性低血圧 | 長く寝た後、急に立ち上がるとふらつく |
誤嚥性肺炎 | 食べ物が誤って肺に入ることによる肺炎が起こる |
血栓 | 血管に血の塊ができ詰まる |
うつ状態 | 精神的に落ち込む |
せん妄 | 軽度の意識混濁が生じ、目に見えないものが見えたり混乱した言葉遣いや行動が起こる |
見当識障害 | 今はいつなのか、場所がどこなのかがわからない |
尿路感染症 | 膀胱内に細菌が入り込むことにより炎症が起こる |
褥瘡 | 圧迫により皮膚の障害が出る |
老後は生きがいを見い出して余生を楽しみましょう!
出典:enriquelopezgarre/Pixabay